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燕雀焉んぞ鴻鵠の志を知らんや

SEM トレーニング

きょう走査型電子顕微鏡のトレーニングを受ける。まずサンプルを金でスパッタリングしてこれをSEMにセットして撮る;簡単すぎてびびる、技術革新というものを激しく感じる… 仕組みをほとんど理解してないのにある程度使える。綺麗な像とるときはテクニシャンに頼るけども。TEMの場合は電子ビームのアラインメントが結構大変なのだけど、SEMの場合はそれがほとんどなくて、Aperture (絞り) の位置くらいだった。でも肝心のサンプルはよく見えなかった,どうやらプラズマクリーニングというモノでサンプルを綺麗にする必要があるかもしれぬ

若手政策の乱?

いままで日本のニュースに全然注意を払ってなかったので最近追いかけ始めているのだが,若手政策の乱 小泉進次郎さん - 朝日新聞より

子育ての政策はしっかりやる、でも財源はない。一方で、[低年金高齢者への1人3万円の臨時]給付金にかかる4千億円の予算はぽんと出る。いったい何だ!という僕らの声に、党側は案を通す代わりにその後の社会保障を考える場はつくる、と約束したのです

臨時給付金のこと,知らなかった。しかも案通ったのかよ? 過去のアメリカのニュース聞いてると,政策と同時にかならず財源問題が出てくるが(トランプは違らしく最近の新聞で借金を増やす気かと騒がれているが…)日本ではあまりその財源議論が無いような気がしていた。私みたいにほとんど意識せずニュースを追ってると,財源の話はあまり見かけず,「やるぜ!」とまず決めてから「補正予算案,国債発行だ」みたいになって無尽蔵に金が出てくるのを恐ろしくおもっていた(とは言っても完全に理解してるわけじゃないけど);アメリカのニュース追ってると,意識せずとも財源の話がしょっちゅう耳に入るのだ。Berny Sandersらへんはそこが弱点だったわけだし。そして日本の高齢者向け政策よく出てくるけど,そういう金が無尽蔵に出てることはあまり意識していなかった。ニュースを追ってない私の印象からすれば,財源の話は「言い訳」としては使われるが,「批判」としては使われない気がする(それが実際そうなのか,マスコミがそう報道してるから自分がそいう印象をもってるだけなのか,は知らんが)。

というわけで若手議員さんたちにはもっとガンバッテほしい。しかし20人も30代議員がいるならばエライひとたちに「社会保障の場はつくる」と約束されてから集まるんじゃなくて,そういうことを自分たちでできないモンなの?良く知らない。(ちなみにこのインタビュアー…「首相目指してもらわないと困ります」って…なんだそれ)

ただし「人生100年」という言葉が結果的にイイモノに終わるかどうかはまだわからない気がする。確かに人生100年といえば,60-80代の高齢者に対する保障を減らす口実にはなるかもしれないけど,80歳以上のひとたちが皆「100年生きたいからもっと保障してほしい」というような世論になったらどうする… そういえばこの前老人ホームで90代の方が危篤になって老人ホームで看取ることはできないから救急車を呼んで,病院で心臓マッサージなどの救命措置を行ったあげくなくなったのを看取った,というニュースを読んだ。家族も感謝はしていたが,でも心臓マッサージで肋骨なども折れていたしそれが本当に90代の人に対する看取り方なのか,という疑問を投げかけていた(うろおぼえ)。「人生100年」もいいけど「どうやって死ぬか」という議論もできるようにならないのかしら。と思ったらそういえばだいぶ前の Planet Money という podcast のでそういうエピソードがあった:

死に方を議論すれば医療費/社会保障費は削減できる? in ウィスコンシン

Planet Money という podcast の “The Town Where Everyone Talks About Death” のエピソードは,あるウィスコンシンのまちの話。自分が死んだらどうする?どんな墓に入りたい?というようなことを一家団欒しているところから始まる。笑 聞き返すのが面倒なので内容はうろおぼえなのだけど,ある病院につとめる男性ボブ(適当)は緊急で life-threatening な事故で運ばれてきた人や,危篤な人の家族に対して,このまま治療を続けるか,やめるかを話し合う人(なんていうヘビーな仕事)。彼はその家族達と話すたびに気づいた事がある:みんな,どうすればいいかわからないのだ。でもそのまま死なせるなんてできないから,ほとんどの人が治療を選ぶ。そして治療費がかさむ。ボブは思った,あらかじめ家族で話してくれたらいいのに!つーことで彼はまず病院から始めて「自分が危篤になったら治療してほしいか,そのまま死にたいか」という議論をはじめたのだった,みたいな話。確かにそう簡単なことではなさそうだったんだけど,結果的には良い方向に回っていそうだった(という風にpodcastは締めくくられていた,まあそうだよな)。でもこれが好評なので周りの病院たちもここから学び始めているらしい。まあ,この世の中で全く正しいことが一つだけあるとすれば,人は死ぬ,ということだし。西太后も豊臣秀吉も死んだのだ。相対性理論や量子論や超ひも理論や量子重力理論 が正しいのかどうかなんて分からんが,死ぬということは今まで誰も乗り越えられない真実なのであった